多肉植物の土、4年かけてたどり着いた今のやり方【私の土の遍歴】

多肉植物

多肉を育て始めて最初にぶつかったのが、土でした。

「多肉には水はけのいい土」とはよく聞くけど、じゃあ具体的に何を使えばいいのか。ホームセンターにもいろんな袋が並んでいて、正直よく分かりませんでした。

私も4年のあいだに何度か変えていて、今やっと「これでいいかな」と思えるところに落ち着いています。今日はその遍歴を、失敗も含めて書いてみようと思います。

※あくまで兵庫のうち(ベランダ+狭い庭)での話です。環境によって合う土は変わるので、参考のひとつとして読んでもらえたら嬉しいです。


① 最初はホームセンターのサボテンの土

いちばん最初に使ったのは、ホームセンターで売っているサボテン用の土でした。

多肉のコーナーの近くに置いてあって、「サボテンも多肉だし、これでいいか」くらいの気持ちで選んだ記憶があります。

使ってみた印象は、ゴロゴロした石が多くて、栄養がほとんどなさそうということ。

枯れることはありませんでした。水はけは抜群なので、根腐れの心配もほとんどなし。「維持する」という意味では、むしろ安心できる土だったと思います。

ただ、そこからふっくら育てていくのは難しいな、というのが正直な感想でした。買ってきた時のサイズをキープしている、という感じ。


② 次は鹿沼土だけで育ててみた

次に試したのが、鹿沼土オンリーです。

多肉を育てている方で使っている人が多いと聞いて、真似してみました。

これは管理がすごくラクでした。乾きが早いので、水をあげるタイミングが分かりやすい。乾いたら鹿沼土の色が白っぽくなるので、目で見て判断できるのも良かったです。腐らせる心配もほとんどありませんでした。

ただ、育ち方については——ホームセンターの土の時と、似た感触でした。

枯らさずに維持はできる。でも、育てるとなると難しい。とくに小さい苗や、セダム・粒々系の子は乾きが早すぎるようで、うちではなかなか上手くいきませんでした。

ちなみに鹿沼土そのものは今も使っていて、乾かし気味にしたい子の調整用として手元に置いています。

ここで気づいたこと

2回続けて同じ結果になって、やっと気づいたことがあります。

維持のしやすさと、育てやすさは、別なんだな。

乾きやすい土は、失敗しにくいという意味ではとても優秀です。腐らせたくない子や、乾かし気味で締めたい子には合っていると思います。

ただ、うちにはいろんなタイプの子がいて、そのぜんぶを同じ土で見ています。小さい苗やセダム、粒々系の子にとっては、乾くのが早すぎたのかもしれません。

一種類だけを大事に育てるならまだしも、まとめて面倒を見るなら、トータルで育てやすい土の方がいいのかもしれない。そう思って、もう少し保水のあるものを探すようになりました。


③ 今はハニーミントさんの土に落ち着いています

そんな時にたまたま見つけたのが、ハニーミントさんの多肉の土でした。

使い始めてからは、単品で管理している子はほとんどこれです。

だいたい、苗と一緒に注文しています

ちなみに私は、土だけを買うことはあまりなくて、苗を注文するときに一緒に頼むことが多いです。

ハニーミントさんの苗は、お手頃な価格なのに元気な子が届くので、そちらもよく利用させてもらっています。土もついでに、という感じですね。

ハニーミントさんから届いた多肉の苗
届いたときの様子。どの子も葉がしっかりしています

土は透明な袋で届きます。パッケージがあるタイプではないので、中身がそのまま見えるかたちです。

ハニーミントさんの多肉の土。白い軽石や茶色い粒、黒い土が混ざっている
こんな土です。粒の大きさもいろいろ混ざっています

使ってみた正直な感想

主観ですが、育てやすくなったと思っています。健康的な感じ。

ここ、正直に書いておきたいんですが、「急にぐんぐん大きくなった!」という劇的な変化ではありません。品種によっては若干大きくなる子もいるし、可愛いサイズのままの子もいます。

なので「全部の子をしっかり育てたい」となると、品種ごとの調整がいるのかもしれません。

ただ、冬にきれいに紅葉してくれたのは嬉しかったです。紅葉って株が健康じゃないときれいに出ないと思っているので、これは良い土なんだなと感じました。

枯れないだけの状態から、ちゃんと生きている状態になった。そんな感覚です。


株のタイプで、ちょっとだけ調整しています

そのまま使うことも多いんですが、株のタイプによって少し足すことがあります。

小さい粒々の子には、培養土を足す

グリーンネックレスやセダムのような、小さい葉っぱの子には培養土を少し混ぜて、保水を上げています。

葉が小さい子は、大きな葉に水を蓄えられないぶん、乾くとすぐダメージが出る印象があるんですよね。少し水を持ってくれる土の方が安心です。

この「小さい子ほど水切れが早い」という感覚は、水やりの方でも同じように感じていて、【実験中】夏の多肉に、毎日たっぷり水をあげていますにも書きました。

コロコロした葉の子には、鹿沼土を足す

逆に、エケベリアのような肉厚でコロコロした葉の子には鹿沼土を足して、水はけを上げています。

こういう子は葉に水を溜め込めるので、多少乾いても平気。それよりも蒸れの方が怖いので、乾きやすくしておく方が合っている気がします。

判断の軸は「葉に水を溜められるかどうか」

まとめると、私はここで分けています。

  • 葉に水を溜められない子 → 保水を足す(培養土)
  • 葉に水を溜められる子 → 水はけを足す(鹿沼土)

株が自分で水を持てるかどうかで、土の役割を変えるイメージです。


正直に言うと、最近はそのまま使ってます

ここまで書いておいてなんですが。

最近は不精になって、そのまま使っていることも多いです。

それでもちゃんと育っているので、たぶんハニーミントさんの土がそれだけバランスよくできているんだと思います。

もし「調整とか難しそう…」と思った方がいたら、まずはそのまま使ってみて大丈夫だと思います。育ててみて「この子はもう少し乾かしたいな」と感じたら、その時に鹿沼土を足せばいい。最初から完璧にやらなくても、多肉はけっこう待ってくれます。

ちなみに土を替えるタイミングは、だいたい植え替えの時です。手順は多肉植物の植え替えのやり方【初心者向け・実体験で解説】に書いているので、あわせてどうぞ。


寄せ植えの土は、別のものを使っています

単品管理とは分けていて、寄せ植えの時はリエールさんの寄せ植えの土を使っています。

寄せ植えというとネルソルを使う方が多いと思うんですが、私はこちらの方が合っていました。

理由は水やりのしやすさです。

ネルソルはしっかり固まってくれるぶん、水やりの時にちょっと扱いづらさを感じていました。その点リエールさんの土は、まとまってくれるのに水やりは普通にできるんです。寄せ植えの形は保ちながら、日々の管理はいつも通り。

固めたいけど扱いやすさも欲しい、という時にちょうどいい土だなと思っています。


まとめ:目的で選ぶようになりました

振り返ると、こんな流れでした。

  1. ホームセンターのサボテンの土 → 維持はできるけど、育てるのは難しかった
  2. 鹿沼土オンリー → 管理はラク。ただ小さい子には乾きが早すぎた
  3. ハニーミントさんの土 → いろんな子をまとめて見るのに、ちょうどよかった

そして今は、単品はハニーミント、寄せ植えはリエールさん、と目的で分けています。

ひとつの土に全部やってもらおうとするのをやめたら、だいぶ気がラクになりました。

土って地味だけど、多肉の育ち方がけっこう変わる部分だと思います。もし今「なんとなく元気がないな」「大きくならないな」と感じている方がいたら、水やりや置き場所だけじゃなく、土を見直してみるのもアリかもしれません。

みんなはどんな土を使ってる?「うちはこれ」とか「自分でブレンドしてるよ」とか、よかったら教えてね。土の話、けっこう聞いてみたいです🌵


※この記事の内容は、兵庫でのベランダ+狭い庭での、私個人の経験と主観に基づくものです。品種や環境によって合う土は変わりますので、参考のひとつとしてご覧ください。

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