多肉を育てていると、どうしても訪れるのが「お別れ」です。
今年の夏も、何株か星になってしまいました。楽しい話ではないのですが、なぜそうなってしまったのかを振り返っておきたくて、記録として残しておきます。
※あくまで兵庫のうち(ベランダ・狭い庭・玄関前)での話です。
いちばんショックだった、墨こつめ
まず、いちばんこたえたのがこの子です。

Farm PALKさんの「墨こつめ」。しっかりした苗をお迎えしたつもりだったのに、私の管理で溶かしてしまいました。
葉が茶色く透けて、触るとぐずぐず。多肉の「溶ける」というのは、まさにこういう状態です。
ちゃんとしたところから来た子だっただけに、余計に申し訳ない気持ちになりました。
アガボイデス・ロメオは、中心からやられていました
もう一株、アガボイデス・ロメオも星になりました。
こちらは溶け方が違っていて、記録として残しておきたいパターンです。
最初は、葉が1枚黒くなっただけでした
きっかけは、葉が1枚だけ黒くなっていたことでした。
「あれ、なんか怪しいな」と思って、その葉をもいでみたんです。そうしたら——茎まで黒くなっていました。

写真を見てもらうと分かるのですが、外側の葉はまだ緑なんです。 上から見ている限りでは、そこまで悪い状態には見えませんでした。
でも中心は真っ黒。成長点までやられていました。
触ったら、葉がぽろぽろ取れました
怪しいと思ってほかの葉も触ってみたら、ぽろぽろと取れてしまいました。

葉自体はまだ緑でぷっくりしているのに、株との接続はもう切れていたということです。見た目では分からないところで、内側から進んでいたんですね。
茎が根元まで黒かったので、本体は諦めました
もいだあと茎を確認したら、根元まで黒くなっていました。
胴切りして助ける、という手も頭をよぎったのですが、どこで切っても黒い部分が残る状態だったので、本体は諦めることにしました。
葉挿しに挑戦してみたけれど
そのかわり、付け根が黒くなっていない葉を2枚選んで、葉挿しに回してみました。
葉挿しは付け根の部分から芽が出るので、そこが無事でないと始まりません。取れた葉を一枚ずつ確認して、大丈夫そうなものを選びました。
……が、正直に書くと、今のところ怪しいです。 半分ほど溶けかけています。
夏の葉挿しはそもそも条件が良くないですし、もともと弱っていた株から取った葉なので、目に見えないダメージが残っていたのかもしれません。
涼しくなって持ち直してくれたら、また追記します。
振り返ると、玄関前がやられていました
さて、ここからが今年の反省です。
星になった子たちを思い返してみると、玄関の外に置いていた子に集中していました。

同じ夏を過ごしたのに、ベランダや庭の子たちはそれなりに元気だったんですよね。差があったのは置き場所でした。
玄関前の何がまずかったのか
うちの玄関前は、こんな環境です。
- 日当たりが強すぎた
- ベランダよりも風通しがなかった
そして今になって思うのは、その暑さに見合うだけの水やりができていなかったということです。
今年は遮光をせずに、水やりを増やすという管理に挑戦していた年でした。夕方になると全部の多肉にシャワーをかけていて、玄関前の子たちにも同じようにあげていたんです。
でも、同じだけあげていた玄関前の子ほど星になってしまいました。ベランダではうまくいっていた量が、玄関前では足りていなかったということなんだと思います。
日当たりが強くて風が通らないぶん、あの場所は乾くのも早かったのでしょうね。同じ「たっぷり」でも、場所によって意味が変わるんだなと思いました。
来年はこうしようと思います
今年の反省をふまえて、来年はこうします。
- 玄関前に置くなら、ベランダより多めに水をあげる
- そもそも玄関前を「夏の置き場所」から外すことも考える
- 風が通るように鉢の間隔をあける
- 「怪しいな」と思ったら、その日のうちに葉をもいで茎を確認する
最後のひとつは、今年いちばんの学びかもしれません。葉が1枚黒くなっていたら、そこだけの話ではないということ。もいでみて茎まで黒かったら、もう内側まで進んでいます。
早く気づいていたら、胴切りで助けられた子もいたのかなと思うと、少し悔しいです。
逆に、セダムたちは夏を越しました
そしてもうひとつ、今年はっきりしたことがあります。
去年からいるセダムや粒々系の子たちが、そろって夏を越してくれました。
- パープルヘイズ
- グリーンネックレス
- 姫秀麗
このあたりです。葉が小さくて水を蓄えられないぶん、本来なら夏に弱そうな子たちなんですよね。
でも今年は、この子たちにお花と同じくらいたっぷり水をあげていました。その結果がこれなのだとしたら、やっぱり水やりが大きかったのだと思います。
考えてみると、少し不思議な結果です。水を蓄えられない子が越せて、葉に水を持てるはずの子が星になった。 品種の強さというより、水が届いていたかどうかの差だったのかなと思っています。
それでも、星になる数は減っています
最後にひとつだけ、前向きなことも書いておきます。
こうして失敗ばかり並べましたが、年々、星になる子の数は減っています。
多肉を始めたころは、それこそ毎年ごっそりいなくなっていました。それに比べれば今年は、かなりマシな夏だったと思います。
蒸れやすい場所が分かってきたり、水やりのタイミングが体に入ってきたり。ひとつずつ覚えてきたことが、少しずつ結果に出ているのかなと思っています。
だから今年星になった子たちも、来年の私が減らすための材料にさせてもらいます。
さいごに
枯らしてしまった話は、あまり書きたくないものです。自分の失敗を並べることになりますし。
でも多肉を育てていると、こういう夏はきっとまた来ます。同じところでつまずく方がいたときに、少しでも参考になればと思って残しておきました。
星になってしまった子たち、ごめんね。そしてありがとう。
残った子たちは、秋にまた元気になってくれるといいなと思っています。
みなさんは今年の夏、どうでしたか。「うちも溶けた」でも「今年は無事だった」でも、よかったら教えてくださいね🌵
※この記事の内容は、兵庫でのベランダ・狭い庭・玄関前での、私個人の経験に基づくものです。環境によって条件は変わりますので、参考のひとつとしてご覧ください。

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